所得の再配分は税だけではない(国家100年の大計を考慮し社会保障は社会保険の改訂で!) [政治]
又もや消費税のアップが見送られた。社会保障費は如何する積り?古来より自分が生きるに必要な懸りは自前(自助)が原則である。然し、病人や未成年や老人や障害者は他人の助けを借りず、自力で生きる事が困難や、不可能であったりし、家族がカバーするにも限界がある。其処で社会には他人同士互いに助け合う共助の形が自然に構築されて行った。此の国では其の分野を社会保障費の名目で社会保険に依り賄う様に定めている。国家を形成し運営して行くには他に多様な経費が必要であり、其れ等を賄う為には所得の再配分機能を有する税が設けられ、収入の多寡に依り応分の納入が定められている。 国家運営に係る諸々の費用は当然公金である税で賄われるべきであるが、社会保障は原則自助、共助の意味を持つ社会保険が受け持つ分野であり、公金である税で賄うのは筋違いである。社会保障に税金が使われる事実は社会保険の機能が社会保障をするには脆弱過ぎる事を如実に顕している。無暗に税を投入し財政を先進国中最悪にしてしまった要因を改定もせず、社会保険の抜本的改訂を後に回し、財政再建を先に延ばし、又もやの増税は良識ある政治家の為すべき事では無い。
政治と権力(歴史は繰り返される) [政治]
即ち、明治維新は幕府及び譜代大名の弱体化に乗じた倒幕の結果で有り、日清戦争の勝利はアヘン戦争の結果、アグイン条約に伴う西欧諸国による彼の国の植民地化と清王朝の乱れ等清国内部事情が全てであり、日露戦争の勝利も又、赤化に伴う帝政ロシアの混乱に乗じての勝利であり、全てが漁夫の利であって決して薩長連合政府率いる我が国が優れていた訳で無い事は明瞭である。明治維新を成功させ、日清、日露の戦に勝利した事で更に国力及び軍事力を過信し、参謀本部の「統帥権」に惑わされ、彼等の為すが儘に建国した満州国を認め、更に世界の一等国を夢見て先の大戦に臨み、惨憺たる結末を招いてしまった。 昨今の政治状況を鑑みるに、長州出身の権力者が往時に郷愁を覚え、小選挙区制度に依る権力の肥大化を好い事に憲法学者の違憲論にさえ聞く耳持たず、「統帥権」まがいに自己本位の憲法解釈で国民生活を蔑ろに同盟国と共に世界の隅々にまで派兵し、世界のリーダーたらんとする自己中心の思惑で戦後レジュームとの決別を唱える危うさには限りなく不安を覚える。
世界のリーダーで無くとも国民に幸せを [政治]
私達の国は経済成長の時代に終りを告げ、既に成長より配分を重視する成熟社会に突入している。にも拘らず、未だに経済成長を夢見てトリクルダウン等到底望めないにも関わらず、経済成長を基本政策に掲げ、貧富の格差を益々拡大させている。更に、最高法規の憲法を犯して迄も強引に安保関連法案を可決し、同盟国と共に世界の隅々に迄派兵し戦いを挑む準備を整えている。之では司馬遼太郎氏が著書「この国のかたち」の中で”日本史上に顕われた異胎の40年と云はれた”あの恐ろしい時代に歴史を逆戻りさせてしまう。国家の運営はビジネスとは異なる事を実感し、軽々しく歴代の内閣及び政権政党が護ってきた基本方針を変更して国民を惑わせる事は止めて戴きたい。株式会社であれば倒産の責任は最終的に株主が出資分だけ負えば済む事だが、国家運営の失敗→失政は、先の大戦で国民が背負った苦難を考えれば理解出来よう。末代までも全国民を不幸のどん底に引きずり込むばかりでは無く近隣諸国にさえも計り知れない打撃を与えてしまう。日清戦争(明治27年1894)に勝利し、馬関条約締結後、日露戦争(明治37年1904)から大東亜戦争敗戦に至る(1905年から1945年)日本史上異胎の40年と云われる過ちは、陸軍参謀本部に依る持つ事さえ許されていない「統帥権」の乱用と僅か数名の政権担当者の国力を過信した判断に依る失政が元凶である。、日清戦争の勝利は清王朝の乱れとアヘン戦争とアグイン条約に伴う西欧諸国による彼の国の植民地化に伴う内部事情が全てであり、日露戦争の勝利も、赤化に伴う帝政ロシアの混乱に乗じての勝利で、決して我が国の戦力が特別に優れていた訳で無い事は明瞭である。鎖国を解き開国を試みた徳川幕府に反意を顕わに攘夷を掲げる薩長土連合が倒幕に成功し、攘夷を旗印に幕府と戦った薩長連合は、其の舌の根の乾かぬ内に、臆面もなく夷国と称する西欧を真似た連合政府を設立し、明治維新を成し遂げた。その後、内政も整わぬ内、充分な準備もない侭戦った日清、日露の戦に勝利した事で国力を過信し中国に満州国を設立し、更に世界の1等国を夢見て先の大戦に臨み、惨憺たる結末を招いた。
昨今の政治状況を鑑みるに、往時に郷愁を覚え、戦後レジュームとの決別を唱える政権担当者は多くの憲法学者の意見にも耳を傾けず「閣議決定」の憲法解釈を押し通し、同盟国と手を携え世界の隅々に迄派兵し、往時の「統帥権」まがいに国民の生活を蔑ろに世界のリーダーたらんとする危うさにはこれでも法治国かと不安を覚える。
統帥権干犯問題 → 明治憲法(大日本帝国憲法)には、11条「天皇ハ陸海軍ヲ統帥ス」第12条「 天皇ハ陸海軍ノ編成オヨビ常備兵額ヲ定ム」とある。=之を天皇の統帥権、編成大権と云う→ 天皇だけが持つと定められた11条「統帥権」及び12条「軍の編成大権」を陸軍参謀本部は「天皇の意志を代行して軍を統帥及び編成する処」と手前勝手に解釈して、政府の干渉なしに軍を統帥し、編成し行使出来る様にした。その結果が先の大戦に繋がって行った。
(no2) 戦後レジュームより脱却して何処へ?→アンシャンレジューム? [政治]
アンシャンレジューム Ancien recime=フランス革命以前の体制(革命後旧特権階級の一部に革命前の体制を懐かしみアンシャンレジューム回帰を望む者が有った。
日本の戦後レジューム=第2次世界大戦後の体制=民主主義。思想言論の自由。非戦等々で、民法の「私権は公共の福祉に遵う」は当然ながら最高法規憲法で国民個々の権利が国家の権利より優っている事を規定している。→ 如何して脱却する必要があるのか? 軍の一部が暴走し、近隣国が受けた諸々の被害国中、最大の被害国である中国の周恩来首相は「日本国民も又同じ被害者である」と云われ、日中平和友好条約を締結された。又、近隣の或る国は一時我が国に統治された経験を統治後70数年を経た現在でも首相が替わる度び謝罪を要求し続けている。例え一部の者が犯した罪で有っても、相手の心済むまでは決して許され無い事は自明の理である。処が、之が理解出来ないのか?或いは戦時中祖父が東条英機内閣で商工大臣をされ、1943年国務大臣兼軍需次官として戦時経済体制の実質的な最高指導者となっていた時代の再来を望むのか?最高法規憲法迄犯して無謀にも「安全保障関連法案」を急遽閣議のみで決定し、=「海外派兵」「駆け付け警護」等々・・・・・再び軍靴の足音が辺りに聞こえて来る様だ。又、「意の儘にならぬ放送局の電波をシャットダウンする」と云う側近の大臣迄現れ、=「表現の自由」処か、「思想言論の自由」まで奪われ兼ねない。場合に依っては戦前回帰であの恐ろしい公安の出現も?・・・・・・・・・・・・ 戦後レジュームよりの脱却とは?アンシャンレジューム→戦時中或いは戦前の体制に回帰する事だったのか?と臍を噛む思いだ。 「美しい国ニッポン」=とても好い響きだ。之に騙され、どの様な国作りを目指すのか解らぬ侭、政権を委ねてしまった我々の行為が此の国の行方にどのような変化を齎すのか・・・・・・・
憲法第九条 [政治]
第一項)日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
第二項)前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権はこれを認めない。
この条文をどの様に読んだら集団的自衛権を認め、海外に自衛隊を派遣し、同盟国の軍隊を守り、駆け付け警護までする解釈が出来るのか?理解に苦しむ。歴代内閣は国際法との関連で「専守防衛の為に個別的自衛権の行使は出来る」が「他国に協力して集団的自衛権の行使は出来ない」と解釈し、此の国の平和と繁栄の礎を築いて来ました。処が、多くの憲法学者の違憲論に耳も傾けず、大多数の国民の反対も押し切り、唯一介の内閣が国家の最高法規を曲げて解釈し閣議決定のみで「集団的自衛権行使も出来る」として「安全保障関連法案」を国会に提出し多数の力を頼りに可決させてしまった。
処が首相は未だ「私の在任中に如何しても憲法改正を果たしたい」等と宣う。ご自身が思考停止状態に陥る事なく憲法のどの部分をどの様な理由でどの様に改訂したいのか詳しくご説明戴きたい。
既に、此の国の憲法は煩わしい手続等して改正せずとも、閣議決定で如何とでも解釈出来る様に変えてしまっているのでは?
戦後レジュームから脱却して何処へ向かう? [政治]
此の新しい憲法に依る新体制の下で、我が国は国民一人一人を大切にする新しい日本に生まれ変った。国家権力に依る国民の教育や思想への介入も禁止した。又、海外で軍事力を行使する事もくい止めて来た。新憲法で国家権力を縛り、私達国民一人一人の権利や自由を守り、此の国の平和も守られてきた。戦後レジームから脱却すると云う事は、之等の価値を全て否定し、何処へ行き何を企むのか?理解できない。
先日、司馬遼太郎さんの没後20年を記念しNHK.TVで「この国のかたち」が放映された。 其の機会に同書を再読してみた。読み始めると間もなく...第1巻3.章”雑貨屋の帝国主義”で、以下は夢だったのかどうかは、わからない。としつつも、俺は「日本の近代」だと言い、それも1905年から1945年迄(日露戦争の勝利から太平洋戦争敗戦迄)の「俺を40年と呼んでくれ」と云っている「異胎」との逸話が出てくる「君は生きているのか」との問いかけに「俺は死んだと思っている。しかし見る人によっては、生きているだろう、もっとも人里へ降りて行って害をもたらすということはもうあるまいが」といった場面がある。そして、歴史もまた1個の人格として見られなくもない、日本史はその肉体も精神も十分に美しい。ただ、何かの変異がおこって遺伝学的な連続性を失うことがあれば「おれがそれだ」と此の異胎は云うのである。と繋がる。
日露戦争後5年にして韓国を合併し、独立を奪い、軍の一部に過ぎない参謀本部が天皇でさえ行使した事の無い統帥権を行使できると錯覚し、満州国を建国し、日中戦争に突入し、近隣諸国から爪弾きにされつつも列強を相手に大戦に臨み敗戦を迎える。果たして、此の「異胎」の「40年」(美しい日本の歴史が突然変異した日露戦争勝利から第2次世界大戦敗北迄)が向かうべき美しい国であって、戦後レジュームから脱却して向かうべき処なのか?この国のかたち」の作者に変り私は問いたい。
よくこの様な事が言えたものだ! [政治]
戦後70年間、歴代内閣は一貫して「専守防衛の為に個別的自衛権の行使は出来る」が「他国に協力しての集団的自衛権の行使は出来ない」と憲法9条の条文を解釈し、此の国の平和と繁栄の礎を築いて来ました。処が、多くの憲法学者の違憲論に耳も傾けず、大多数の国民の反対も押し切り、唯一介の内閣が国家の最高法規を曲げて解釈し閣議決定のみで「集団的自衛権行使も出来る」として「安全保障関連法案」を国会に提出し多数の力を頼りに可決させてしまった。
憲法改正を待たずして、我田引水の9条解釈に依る集団的自衛権行使容認及び安全保障関連法案可決は容認出来得る範囲を超え、之が法治国家の内閣及び政権与党の為すべき行為かと多くの国民を驚かせる出来事でもあった。
処が、先の国会で他党の質問に答弁に立った首相は「憲法に指1本触れてはならないと考える事で思考停止になる。我が党では既に憲法改正法案を用意している」等と宣う。では、歴代内閣の憲法9条に纏わる解釈を急遽変更し、集団的自衛権行使迄認め「安全保障関連法案」を国会に提出する以前に、何故?正々堂々と憲法改正法案を国会に提出しなかったのか。今更この様な事がよく言えたものだ。例え多数党の総裁と云えども、之では正に1党独裁の彼の国の領袖の様ではないか?
政治不信の要因は?(派閥解消と小選挙区制度) [政治]
空爆により焼土と化した此の国は、、不戦を誓う憲法の下、平和主義を掲げ、戦う為の外国出兵は認めず、唯、外交と、国民の叡智と努力に依り経済力を蓄え、世界に冠たる平和国家として繁栄の時を迎えた。 其の間、此の国を担って来た政権政党は、内に政見を異にする複数の強力な派閥を抱え、互いに切磋琢磨し、他派閥の優れた政見は積極的に吸収同化し、党全体の政策として国民の賛同を得乍ら政権を維持し盤石な姿にして来た。其れは同時に民主主義の根幹でもある多数決主義の弊害を取り除く賢明な手法であった様にも思う。然し、其の派閥も、強力な権力を持つ様に変り、やがて一部利権と結託し、国全体を思う心を疎かにした為、自然と淘汰され解消へ向かわざるを得ない状態に陥ってしまった。然し、斯様な利権絡みの状態を除けば、強力な政策研究集団であり、人材育成集団でもあり、決して悪とばかりは云い難い面を持っていた。切磋琢磨し、広く国民の要望を収集し、優れた意見を政策に反映する仕組でもあり、特に賛否相半ばする政見等は派閥間の論争でより多くの国民が賛同し得る姿に調整されていた。 処が、小選挙区制度に変り、同一政党の候補が選挙区内に単数の選挙区が多くなり、派閥間の論争を選挙戦で争わせる機会を失い、党のマニフエスト即候補者の政見の様相を示す姿に変わってしまった。 従って個人の政見や見識で候補者を選ぶ事が困難になり、 政党のマニフエストや個人の人気で選ぶ傾向が強くなった。その結果、議員の劣化に繋がってしまった。此の様な議員を多く抱える政党に於いては、党首は他者の聞く耳を持たず、私の意に反する者は全て反対勢力だ等と嘯き、離党を促す事態まで現れる始末。やがて、党首と意を違える有骨の士は淘汰され、違憲の法案と云えども、党首の命に唯々諾々と応ずる哀れな選良ばかりが増えてしまった。之を衆愚政治と云はずして何をか云はんや!
いつか来た道 [政治]
政府は経済最優先を唱え日銀に協力を求め、買いオペに依るリフレ政策を強行している。 現在の政情を見ると、民政党から政友会へ政権が移行した昭和初期の頃の様な感じがする。 往時のリフレ政策は出口が見つからぬ儘、昭和16年12月8日の真珠湾攻撃、大東亜戦争突入と破滅の道を突っ走ってしまった。東京大空襲、米軍の沖縄上陸、広島、長崎の原爆被爆。そして敗戦、我が国は壊滅してしまった。
最近国会で論ぜられている集団的自衛権の行使や海外派兵は、やがて憲法を改正し、自衛隊を軍隊に改め、徴兵制にするのでは?と国民は憂慮している。集団的自衛権行使も我が国近辺と云う地理上の制限を外し、同盟国の行く処、何処までもとなれば、少子化に悩む此の国はやがて志願だけでは兵力が不足し、徴兵制を採用する以外道は無い。軍隊を持たぬ旨、憲法に明記し不戦を誓う国が、此の様な議題を国会で論ずる事態、嘗て侵略を受けた近隣諸国を不安に陥れ、益々不信の念を抱かせる。他国民の心情を損ねる行為をこれ見よがしに行う等は平和を愛する国を代表する政治家の採る態度では無い。此の国忌避の喧騒が辺りに蔓延する。相手の心情も顧みない自己中心的な言行は決して戦後レジュームよりの脱却などに繋がるものでは無い。万一、真に実現を望むならば、直前迄は密やかなる行動を以って良しとする事も承知して戴きたい。不穏当な喧騒ばかりが聴覚を刺激し無暗に近隣諸国をいら立たせている。 野党の攻撃に“「私にも言論の自由が有る」”と明言された政権政党の偉い政治家があると聞くが「言論の自由」は権力に対して市井の弱者に与えられた自由であり、為政者や権力者に与えられているものでは決してない。其之様な事を吹聴する前に国を代表する政治家としての自覚を持って頂きたい。(言論の自由を唱える市井の弱者)
民意無視は民主主義の崩壊 [政治]
虐げられた思いは総選挙で!
辺野古米軍基地建設は
住民の思い(意志)を無視し粛々と
国民の思いは住民と異なるか
影響は住民だけに留らぬ
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原発再稼働は
県民の思いを尊重し粛々と
国民の思いは県民と異なるか
影響は住民のみに留らぬ
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民意無視で民主主義は崩壊
民意無視は独裁政権
住民の思いと国民の思いの使い分け
時には変な声もあるが民の思い(民意)は天の声
虐げられた民の声