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猫の額にも春が・・・ [草花]

我が家の庭にも春が来ました。
立浪草です。種がこぼれて庭のあちこちに咲き始めました。
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芝の中の苺にも小さな実が付きました。毎年之でジャムを作るのが楽しみです。
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海老根です。昔は此の辺りの山には沢山ありましたが・・・
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熊谷草です。50年位毎年此処に咲きます。此の辺りには沢山あった野草です。
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霧島躑躅・びっしり小さな花をつけています。これが咲くと庭が明るくなります。
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我が国の財政は現代金融論(MTT)実証? [政治経済]

日本銀行は2%の物価上昇目標も未だ達成出来ず、経済は依然デフレ傾向から脱却出来ない状況が続く・・・然も、財政は地方と合わせて既に1000兆円を上廻る赤字国債を発行し、先進国中最大の財政赤字国となっている。其の上、更に税収不足分を赤字国債で補い100兆円を上回る此の国始まって以来大型の来年度予算を成立させている・・・ 然し、其の多くは日本銀行が買いオペを出動して回収し、大量の通貨を市中に流し円相場の上昇を抑え、輸出企業の業績アップに繋げている。市中の民間銀行の国債保有率も30%を超え、日本銀行と合わせた国債保有率は発行済国債の80%にも近づいている。・・・此の状況は意識の有無に係らず、現政府の財政操作は、近頃話題のMMTを実証する様相を呈している。 但し、誤れるメイン政策の効果上昇を狙い、保守を旨とする政党の政府が、恰も社会主義政党にでもなってしまったかの如く、内部留保を削減しろ、とか、やれ従業員の給与を3%アップしろとか、企業主に口煩く要求して来た事には頷けない。然し、企業主からの回答は期待を遥かに裏切る結果であった様に思う。・・・当然であろう。現在の様に、行く先が不透明で不安な社会では、満一に備え、自己防衛の為、企業は内部留保に励み、個人は貯蓄に精を出す。・・・「自分達の企業は将来、之からどうなってしまうのだろうか」とか「生存競争の激しい此の様な社会で生き残れるだろうか」「私達の生計は維持出来るだろうか」等々と将来の不安に怯える企業が給与のベースアップや利益のトリクルダウン等する筈は無いし、個人が積極的な消費等する筈も無い。・・・ では之等の不安は何処から齎されたのであろうか?
其れは現在、政府が公表している施策の殆どが不安を煽り立てる内容のものばかりで、解消する手立て即ち政策が殆ど見当らない事に尽きる・・・之は正しく政治の責任そのものである。
為政者は企業や個人にとやかく要求をする前に、此の道しか無い等と片意地を張らず、先ず自分達の政治手法や政策は此の他に選択肢は無いか?柔らかい頭脳でよく考え、より多様性が有り、大多数の国民が納得出来る不安解消策を打ち出す必要が有る。
外需に頼る輸出政策が悪いとばかりは言えないが・・・我が国が現在置かれている少子高齢の成熟社会では、不安定で他力本願的な輸出政策より、寧ろ堅実で安定した需要の多い自国の医療、介護、保育等の福祉政策へ重心を移す事や、災害列島とも云われる此の国の震災や洪水等自然災害に備えた環境の整備、或いは化石燃料や原発等、危険因子の多いエネルギーから早く脱却し、安全な自然エネルギー主導へ政策の転換を図る等々、需要の多い内需主導型に政策を転換する必要がある。
其れが行く先の不安を解消し、成熟社会で最も期待される将来の安全な生活環境の造成に繋がり、消費性向を高め、内需拡大の再生産へと繋がって行く・・・

何れにしても、MMTは飽く迄も一つの理論に過ぎず、理論を生かす有効な手立て(政策)が伴って始めて真価を発揮するものと思う。



          現代金融論(MTT)Modern Monetary Theory

・提唱者 ニューヨーク州立大学 ステファニー・ケルトン教授

・自国通貨を有し、変動為替制を採り、且つ、外貨債務の少ない国の政府は予算編成上、財政的制約を受け無い。
・我が国は通貨発行権を有し、円不足を考慮する必要は無く、且つ、変動為替制で、外貨債務も少ない。従って予算編成に当たり政府は国民に課税する必要は無い。但し、インフレにならぬレベルでの公的部門及び民間部門の総合支出を維持する目的での課税は必要である。

MTTに関連する周辺の動き
・低成長脱出へ向け、米国では財政出動を求める民主党左派陣営を中心に支持層が広がりつつある。報道に依れば我が国でもMMTの感化か?与党議員の一部には増税を控え、財政出動を求める声が出始めている。
・米国で論争になっている財政赤字の拡大を容認する「現代貨幣理論(MMT)」は「インフレにならない限り財政赤字をどれだけ膨らませても問題ない」と主張するが・・・我が国の財政制度等審議会委員の中には、「後で何らかの形でツケを払わなければならない。確実にインフレが起こる」等の意見もある。・・・
・日本国債を保有する海外投資家が2004年末の4.1%から18年末に12.1%に増えた事を踏まえ「財政への信認を確保する必要性が一層増している」・・・
・日本の長期債務残高は国内総生産(GDP)の2倍を超え、世界で最悪の水準である。19年度末の国と地方を合わせた長期債務残高は1122兆円。03年度より6割増える。だが、変動日本国債の約9割 は国内で安定消化されている為、財政危機に陥る可能性は今の処低い。・・・
・然し、此処へ来て、海外投資家の保有率が高まっている。「リスクに敏感な海外投資家から上乗せ金利を要求される可能性がある」と懸念する財務省幹部もある。


DSC00040.JPG川村美術館
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近くの美術館へ花見に [観桜]

久し振りの好天気、気温も20度程。体調もまずまずでしたので午後から近くの美術館の庭へ花観に出掛けました。
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久し振りに伊豆の旅 [旅行]

日曜日に友人と早春の伊豆に旅をしました。柿田川公園で富士伏流水の湧水を見、大仁では地ビールで昼食を戴き、修禅寺では川沿いの竹林を散策し、修禅寺物語に因み・かえで・かつらと名の付いた赤い2本の橋を渡り、節分会の豆拾いに興じ、天城道の駅ではご当地の山葵アイスに舌鼓を打ちました。バスは順調に進みループ橋を下り河津に入ると、人々の往来はまだまばら、花は1~2分位の咲き具合。然し、先がピンクに膨らんだ沢山の蕾に春の息吹を感じました。この様に立ち寄り先の多いバスの旅も、夕日が西に傾く頃初日の旅程も終り、下田の手前白浜は小高い丘のホテルに到着。早速、渚を見下ろす名湯に浸かり、地の肴で杯を交わし、旅の疲れを癒しました。翌日はペリーロードを散策し、了仙寺に参り、此の国が開国に至る昔日の物語を伺いました。其の後は伊豆急の車窓から春色の海を眺め乍ら暫く上り、伊豆高原駅で下車小室山に遊びました。山頂からは富士山を始め真鶴や三浦半島越しに房総半島迄見はるかせ、遥か前方には伊豆七島も臨める好天に恵まれた久し振りの長閑な旅でした。この様に平和で長閑な日々が何時までも続きます様に・・・     P1000503 (3).JPG
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哲学者梅原猛先生が賢治生誕100年に寄せた辞より [文学と哲学]

私は、普通の評論家と違って、宮沢賢治を夏目漱石よりもむしろ偉大な文学者と考えるものである。賢治の童話は決して子供のためのものではない。むしろ賢治は、自分の思想の必然性によって童話と云う創作を書かざるを得なかったのである。小説と云うものは人間を書くものであり、人間中心主義をなかなか免れる事は出来ないが、童話はその形式の必然上、人間中心主義を免れるものである。賢治の童話においては、動物や植物も人間と同じような心を持ち、人間と同じような言葉を語る。人間と他の生きとし生けるものが争い合い、殺しあいながらもなお共存し、互いに愛し合い、思いやる世界なのである。こういう世界をどうして小説に表現することが出来ようか。賢治の文学的表現はその思想の必然上、小説と云う形式をとらずに、童話と云う形式をとらざるを得なかったのである。…中略・・・全く無名のまま死んだ賢治が今や二十世紀前半の日本を代表する文学者となった。しかし私は、まだ賢治が理解されるのは今後だと思う近代と云う世界がどうにもならない壁にぶつかっていると云うことが多くの人に率直に感じられることが出来るようになればなるほど、賢治の作品は新しい世界への導きの師となると思う。新しい時代の導きの師となるような文学者は賢治以外にほとんどいない。今後ますます理解を深め、精神を失った現代の日本人に精神の灯を燃やすきっかけになることをいのるものである。 之は、本年Ⅰ月12日93歳にて此の世を去った哲学者梅原猛先生の文章から抜粋したものであります。長い文章でしたので勝手に省略抜粋してあります。 vcm_s_kf_m160_160x120.jpg vcm_s_kf_m160_160x120.jpg vcm_s_kf_m160_160x120.jpg vcm_s_kf_m160_160x120.jpg vcm_s_kf_m160_160x120.jpg vcm_s_kf_m160_160x120.jpg
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アベノミックス総括(4)“トリクルダウン等は夢のまた夢” [政治経済]

保守政治をやめ革新政治家にでもなってしまったかの如く、内部留保を削減しろとか、やれ従業員の給与をアップしろとか首相は幾度も企業主に要求した。然し、企業主からの回答は期待を遥かに裏切る結果であったと思う。現在の様に行く先が不透明で不安の多い社会では、満一に備え、自己防衛の為に企業は内部留保、個人は貯蓄に精を出すのが当然である。“トリクルダウン等は夢のまた夢”であろう・・・「将来、自分達の企業はどうなるのだろうか?」とか、「生存競争の激しいこんな社会で生き残れるのだろうか?果たして私達は生計を維持して行けるのだろうか?と不安に怯える者が沢山いる。・・・此の不安は何処から齎されたものであろうか?其れは・・・
為政者の政治手法、政策から来るものである様に思う。・・・
為政者は企業や個人にとやかく要求する前に、自分達の政治手法や政策は之で他に選択肢は無いか、より多様性が有り庶民も納得出来る容に変える事が出来ないか?柔軟な頭脳でよく考える必要がある。
どちらかと云えば、不安定で他力本願的な要素の多い外需主導型の政策から、より堅実で安定した然も需要の多い国内の医療、介護、保育、震災や洪水等自然災害に備えた環境整備、化石燃料や原発等危険因子の多いエネルギーから安全な自然エネルギー主導等々、内需主導型に政策の方向転換を考えてはどうか?・・・其れが成熟社会で最も期待される不安の少ない安全な環境・老後の安住等に繋がり、貯蓄性向を弱め消費性向を高めて、更なる内需拡大へと繋がって行くのでは?・・・
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アベノミックス総括(3)忖度の見せ掛け数値では・・・ [政治経済]

独立機関である筈の中央銀行では首相好みの総裁が赤字国際を買いまくり、金融緩和どころか通貨を市場に溢れさせ、株式や金融商品に迄手を伸ばし官製相場をでっちあげ、見せ掛けの好景気を演出する。更にマイナス金利迄実施したにも拘らずデフレ脱却目的の物価上昇2%も果たせていない。そして、産業に血液を送る心臓の役割を果たす市中の金融機関を深刻な状況に追い込んでしまった。其れなのに未だ金融緩和の出口など考える余地すら見出せない。此の侭で金融危機への備えは? 経産省も外部専門家に高額な報酬を約束し、社会保障費等の遊休資金の市場運用額を増やす等の策に出て官製相場創造に協力している。斯様にアベノミックスが恰も功を制しているかに見せる諸々の工策により表面上の相場はなんとか維持している様には見えるが・・・米国の貿易保護主義化の反動で、膨大な外国人買いに支えられていた東京証券市場の急落にも、政府は何ら具体策も打てず、ただ茫然と見守るだけ・・・
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アベノミックス総括(2)実感の伴わぬ戦後最長の好景気  [政治経済]

先進国中最大の財政赤字を抱える状況では甘い事ばかり言ってはいられないだろう。参院選が終われば、消費増税を始め年金支給開始年齢の引き上げ、諸々の給付金切り下げ、等々負担引き挙げ議論が本格化する事は間違いない。・・・あれよ、あれよと云う間に景気は減速し、中負担、低福祉の暮らしにくい格差拡大社会に変貌する事は明白である。衆議院解散時、当時の首相と交わした財政健全化の約束事「増税と社会保障の一体改革」は政権を奪還するや、大企業の輸出で利益拡大を図り、トリクルダウンで庶民生活を安定させると云う自説「アベノミックス」を政策の柱に据え先延ばしにして来た。然し、其の政策も「戦後最長の好景気」等とうわべの数値だけは良さそうに見えるが、庶民の生活実態は少しも良くなど成っていない。其処で、従来2期迄とされて来た党首、即ち内閣の政権担当期間を3期に迄延長し、財政健全化の第一歩でもある1920年プライムレートゼロ達成の時期迄も延期し、更に、税収不足を赤字国債で補う100兆円を超える前代未聞の大型予算を組んで更なる景気上昇を狙う。1000兆円を超えた先進国中最大の財政赤字解消も拉致問題解決同様に次期以降の政権に委ねる積り?・・・
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アベノミックス総括 (1)巧言令色鮮し仁・・・ [政治経済]

少子高齢化が進行し、総人口の減少は勿論だが、働く事の出来る年齢層の人口が極端に減り、働きたくとも働く事の出来ない高齢者層の割合が極端に増加している。我が国の社会も成熟期に突入してしまった。成長期から成熟期への政策転換が必要である。政府は現行の社会保障制度が持続可能でない事を率直に語るべきだ。「高齢者が活躍出来る社会」等と云う耳触りの良い言葉で「負の側面」を隠してはいけない。数少ない若い世代の負担を軽くする為に高齢者も「働ける間は働こう」そして「収入の有る内は保険料を払い社会保障費の負担をする」然し、老いや病で本当に働けなくなった時には、しっかりと国が老後の面倒を見る社会保障制度に根本から変えなければならない。残念ながら、政府の戦略は、夏の参議院選迄は厳しい事は何も言わず、ただ美辞麗句を並べたて70歳迄の雇用延長だけを打ち出し、働きたい高齢者の人気取りに徹する様だ。勿論、トリクルダウンを期待する大企業や富裕層に大きな負担を掛ける選択肢もない。
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裸の王様 [政治]

今年は自然災害の多い年でした。清水寺貫主の書かれた漢字一文字も災でした。・・・
同じ災害でも、戦争やいじめ等の人災は外交や教育等の人的努力で予め防ぐ事も可能だが、自然災害はそうとは限らない。予め想定される災害に十分耐え得る強靭な国土の造成が必要である。
東南海トラフには近々巨大な地震が想定され、その地域に多くの原発を抱える。万一現在の状態で、其処に激震が発生した時には、最悪の場合、我が国の半分以上は先の東北大震災を遥かに超える災害を被り、国全体が再起困難な状態に陥りかねないと云はれる。
災害列島に住む私達国民が斯様な重大課題を抱えるにも拘らず、政権与党は自党に有利な選挙ばかりを夢見て散財し、遂に1000兆円を超える先進国中最大の財政赤字を抱えるに至ってしまった。そして、其の解消策の第一歩とも言うべき平成20年プライムレートゼロ予算さえ早くも諦め、先の見えない不安な社会では有り得もしないトリクルダウンを期待し、又もや、赤字国債を発行し、此の国始まって以来最大の100兆円を超える大予算を組んでしまった。
災害列島に建設してしまった脆弱な原子炉の再稼働も、廃炉後の放射能コントロールも儘ならぬ原発輸出も、夢想敵国相手に夢見る膨大な軍事予算も、辺野古米軍基地建設も、全て国民の総意を蔑ろにしての決定である。民意を無視しての政策決定は之ばかりではない、オリンピックを利用しての憲法改訂にまで辿り着く。
周辺を見渡すゆとりさえ持ち合わせぬ2大強国の首脳がリードする世界のはざまに有って・・・
  偏狭で、多数の奢りを抑制する心を持たず、諂う側近ばかりを重用する自己中心的為政者・・・
 果たして、行く末は安泰であろうか・・・
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