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成熟社会(少子高齢社会)の社会保障は?  「定年延長と正規労働者増で」 [政治経済]

少子高齢社会を迎え、誰もが現在の社会保障制度は破綻すると思っています。2025年(平成37年)には団塊の世代が後期高齢者の仲間入りです。之を支える現役の働き手は少子化の影響で極端に減ります。社会保険料を支払う人数が減り、受ける人数は増加します。社会保障の源資は底をつき、支出ばかりが増加し続けます。                 先般、国会で取り上げられた派遣法の改正等を考慮すれば、非正規労働者は益々増加します。之等の方の中には多くの若者も含まれています。彼等は社会保険に加入すると手取額が減り生活が出来ないので社会保険になど加入しません。彼等を抱える企業も社会保険料2分の1負担をせずに済みます。働き手の多くが加入しない社会保険等成り立つ筈が有りません。今の儘の制度では社会保障のセフティネットは完全に無くなります。我が国の平均寿命は男性79歳、女性85歳と長寿になりました。65歳が定年では早過ぎます。定年後15年から20年も悠々自適に余生を送れる者など極く僅かです。少子化の影響で働き手が極端に少なくなる時代も目前です。再就職して劣悪な条件の下に働く高齢者ばかりが目立つ惨めな時代が到来します。ライフワークバランスとは流行りの言葉ですが寿命が延びた分、働く期間も延長し、定年後の余生とのバランスを考え、社会保障の源資を増やす事を考えなければなりません。定年は75歳位として、実情に即した無理のない社会保障制度を構築する必要があります。勿論、働く期間は社会保険料を徴収し、年金の支給開始は定年に合わせ76歳とします。又、パートやアルバイトなどの非正規労働者を減らし、正規労働者を増やして高齢者や女性に働き易い環境を提供して不足する労働力を補う事と致します。之は社会保険の加入者増となり社会保障の源資増に繋がり、セフティネットとしての役割を充実させます。同時に失業率も下り、失業保険会計も有利に運用出来る様になります。

一方、需要が旺盛で待機者が多く、其れに応えられず社会問題化している介護保育や障害者支援に関わる事業所及び従業員の不足」は、成熟社会では必然的に起こる問題であります。取り扱いを誤やまると若者はやる気を失い老人は世を儚み、社会は閉塞感に充ち溢れ、国家は衰退の一途を辿ります。其れを防ぐに必要な事業が前述の福祉関連事業です。成熟社会では必要欠くべからざる事業である事を再認識し充実させなくてはなりません。従業員の待遇を改善し、正規労働者比率を上げ他業種からの転職も容易に吸収出来る場として増員し教育を徹底し、利用者に質量共充分に対応出来る体制を整えます。此の様にして安定した生活を保障し、老後の不安と閉塞感を払拭し、若者にはやる気を老人には消費のマインドを起させ、内外需均衡した活力ある経済を産み出し、思い遣りのある優しい社会を実現します。斯様に時代の要請を素直に受け入れた現状に即した諸策が求められています。現在の日本を振返えれば、平均的な若者は共稼ぎで無くては所帯など持てません。共働きも、女性が働く場合はアルバイトやパートなど非正規雇用の形態が多く不安定で劣悪な労働条件ばかりです。其の上、保育所や特別養護老人ホームが不足では、結婚して所帯を持ち、共働きで、出産し、育児をして年老いた親の介護迄はとても不可能です。適齢期の若者が結婚出来ない理由はその辺に有ります。之等の問題を解決出来れば少子化問題も解消します。世界で初めて少子高齢社会を迎える我が国は、成熟した社会の先進国として、一人っ子政策の中国を始め、各国にも出現する成熟社会の手本になる仕組みを実現して置く責務が有ります。憲法改正も国土防衛も必要です、国に殉じた英霊に感謝の誠を表す事も大事です。然し、政治が外向きで隣国の感情を踏みにじるばかり、景気は日銀の金融緩和が頼りで、他の内政が疎かでは先が案じられてなりません。


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コメント 3

johncomeback

確かに今のままじゃ、社会保障制度が崩壊するのは目に見えていますね。自分の老後も不安ですが、子供や孫の将来が見えません(-_-;ウーン
by johncomeback (2014-02-19 15:41) 

sarusan

誕生日へのコメント頂き有難うございました。
つむじかぜさんの様に77歳までの現役仕事は叶いませんが、まだまだひよ子ですよ。さらなる目標を持って邁進します。
by sarusan (2014-02-21 21:28) 

SORI

つむじかぜさん こんばんは
日本の社会保障は、まだまだアンバランスですね。いつになったら解消するのでしょう。みんなが訴えないと長い時間がかかりそうです。
by SORI (2014-02-26 19:16) 

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